2009年10月13日火曜日

山村会議スナップ(9月19日) その3



今回の山村会議の各コースプログラム運営を進めた、リーダー達。
十回を超える会議と下準備大変お疲れ様でした。

山村会議スナップ(9月19日) その2



初日の開会式にお顔を見せてくれた古川やゑのさん。
粥川風土記の映画では、この土地の暮らしを語る語り部のように鮮烈な言葉を残してくれた女性です。
「子供たちを養ってくれたこの土地とこの流れに感謝している」と語った姿に心を打たれ、やゑのさんに会いたい一心で今回参加された人は沢山居ます。

ご高齢なので、事前の会議や当日のプログラムには参加されませんでしたが、お顔を拝見できてそれだけで満足だったと多くの人が話していました。

山村会議スナップ(9月19日)


今回のイベントの仕掛け人である二人の珍しいスナップショット。
提案から三年以上かけて郡上開催にこぎつけたお二人はもとても満足そうです。

2009年9月24日木曜日

山村会議当日の様子(21日)


二日間のフィールドワークのまとめを各班ごとに行いました。

最後は各コースの責任者にパネラーとして出てもらい、地域の現状と今後を話し合っていただきました。

会議の終了を告げる松尾副会長。すばらしいスピーチでした。

山村会議当日の様子(9月20日)


修験道ソフトコースの史跡めぐりの始まりです。


こちらはハードコースのミーティング。この後一行は30名弱で瓢部ヶ岳禅定に向かいました。

ソフトコースは粥川に残る山岳信仰や修験道に関する史跡を巡り歩きました。
山際にひっそりと立つ庚申塔や馬頭観音
鬼気迫る、池田先生からの円空像解説。

山村会議当日の様子(9月19日)


19日開催当日の午前中、筏グループによる筏作成が準備されていました。

地元のみなさんの手馴れた作業で筏はどんどん組みあがっていきます。


受付を済ませた人から15名程度のグループを作り、地元案内人の説明で4Km先の会場まで散策しました。

散策終了後の開会式の様子。地元サポーター代表者も少し緊張気味か?




会場である星宮神社境内は、参加者と地元サポーターの期待と不安が交錯していました。


その日の夜、修験道コースは先達の指導の下、円空岩での護摩焚き供養を体験しました。



2009年9月9日水曜日

高原の風


夏休みのある日、3人の女性スタッフで美並町高原へ地元の皆さんのお話を聞きにいってまいりました。午前中は山村会議のうちあわせのため公民館にての話し合い。前回たっぷり聞かせていただいた高原での今むかしの話に加え、今回もまた興味深いお話の数々。思わず時間を忘れて聞き入ってしまいます。そしてお昼時には、試食のため「鮎ごはん」の登場!今回イニシアティブをとっていただく服部良香さんが朝に炊いてきてくださったもの。いやあ、本気でおいしかったです。
午後からはその服部さんのお宅にて、更に細かいうちあわせ。……のはずが、気づけば話は人生論に。(もちろんうちあわせもしましたよ)いきいきとした今の良香さんからは想像ができないくらい辛いことも多かったという今までの暮らし。でも「どんなことがあっても何とかなるの。先のことばかり考えてちゃだめよ!」と力強い笑顔で私たちへメッセージ。
窓の外はもうすぐ黄金色に色づく稲穂が爽やかな川風に揺れていました。私たち3人は朝よりずっと気持ちが軽くなって、高原の地を後にしました。

2009年8月22日土曜日

満員御礼!! 参加呼びかけ終了のお知らせ





日本山村会議美濃郡上「山と川に生きる暮らし」の開催に向けて、7月上旬から参加呼びかけをさまざまな場所で行ってまいりましたが、現時点で参加枠(約100名)がほぼ達成されたという事で、公式な参加呼びかけを終了させていただきます。

100名の参加者と、40名の実行委員会および事務スタッフ、さらに50名以上の地元サポーターが協力し、200名規模で行われる今回のイベントの成功に向けて、現在コースごとに内容の精査とコンテンツづくり、参加者へのご案内の発送、スケジュール細部の詰めの作業が進められています。

参加される皆様が「参加して良かった!!」「新しい出会いや、発見があった!!」という機会となるよう、スタッフ・地元サポーター一同フルパワーで準備を進めていますのでご期待ください。
また、今回は残念ながら参加できなかった皆様に対しても情報提供としてこのブログや公式ホームページで経過記録を更新していきますので今後もご参照くださるようあわせてお願いします。



2009年8月3日月曜日

正式ホームページ開始!!

正式ホームページを作成しました。下記からアクセスできます。
第7回日本山村会議美濃郡上「山と川に生きる暮らし」

2009年7月10日金曜日

参加者大募集!! 「第7回日本山村会議美濃郡上」

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参加者大募集!山と川に生きる暮らしを学ぶ三日間 !
    〜山村に生きる知恵を、受け継ぎ生きていくために〜

    第7回日本山村会議美濃郡上&
           映画「粥川風土記」上映会へのお誘い

★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★
2009年9月19日〜21日の三日間、映画「粥川風土記」に描かれた長良川の支流・粥川の流れる郡上市美並町高砂地区での暮らしの営みを軸としながら、実践的な体験と、ここに暮らす人々との対話の中から、日本の山村と日本人の明日への道を考え会う催し「第7回日本山村会議美濃郡上」を開催いたします。山村に生きる知恵と文化を受け継ぎ、生きていくために話し合う二泊三日。是非ご参加ください!

【第7回日本山村会議美濃郡上概要】
会 期:2009年9月19日(土)〜21日(月・祝)
会 場:岐阜県郡上市美並町高砂地区
参加費:一般30,000円/学生15,000円
    (宿泊費・食費込み)

定 員:100名主 催:日本山村会議美濃郡上実行委員会 
後 援:郡上市、郡上市教育委員会、民族文化映像研究所


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┃◆1:映画「粥川風土記」とは?┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1961年から日本の基層文化を映像で記録・研究してきた民族文化映像研究所(http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/)代表・姫田忠義氏が岐阜県郡上市で撮影した映画作品で、霊峰白山に連なる山々と支流、それらを集めて流れる長良川本流、その山と水の広大な世界が育んだ多彩な生活形態や、深い精神文化・信仰をたずねた長編記録映画です。
※各地で開催される上映会情報が、メール下部にあります。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆2:日本山村会議とは?
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平成8年民族文化映像研究所の創立20周年記念行事として飛騨白川村萩町で開催された「ひだ白川郷セミナー」を契機として、「日本の山村が培ってきた生活、文化、歴史と、それを支えてくれた日本の山地自然の力を学び直し、山村の明日、日本の明日を考え合う開かれた実践的な場」として日本山村会議の構想が生まれました。以後、ほぼ二年ごとに全国各地で開催され、第七回の開催地として、映画「粥川風土記」の撮影地である郡上市美並町高砂地区が選ばれました。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆3:どんな内容なの?
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○一日目(9/19)『粥川地区を歩き、知る!』映画に登場する粥川地区のフィールドワークにはじまり、映画「粥川風土記」3時間バージョンの上映、監督・姫田忠義氏による講演など
○二日目(9/20)『地域の人が先生!体験する!』【魚と川とのつきあい(本物の筏作り)】【修験道・行場巡り】【おばあちゃんの1日(料理と暮らし)】【円空を追う】など7つのコースから選んでいただき、体験と交流を行います。夜は郡上ならではの雰囲気で交流会を行います
○三日目(9/21)『日本の未来に向けて。語り合う!』2日間の体験や交流をもとに、郡上と日本の農村の未来に向けて話し合い、考えあいます。
詳しくはパンフレットを以下からダウンロードください
http://www.organweb.sakura.ne.jp/upload/sansonomote.PDF
http://www.organweb.sakura.ne.jp/upload/sansonura.PDF(pdf形式 10MB)
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┃◆4:申込み要項
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※別紙「申込み要項」をダウンロードし、よくお読み下さい。
【募集人数】 100名(先着順)
【申込締切】 8月20日(定員に達し次第締切ります)
【参加費用】 一般:¥30,000 学生:¥15,000
※費用に含まれるもの:参加費、宿泊費、食費(6食)、地域内交通費、資料代、報告書(後日送付)
※美並町民の方は、飲食費、宿泊費等の実費負担を除いて、無料でご参加いただけます。

【参加申込み手順】
①申込書を用意し、必要事項を記入
◆郵送・FAXで申込む 日本山村会議美濃郡上のブログサイト
http://sanson-gujo.blogspot.com/から申込書(Word形式)をダウンロード。プリント・記入。
◆e-mailで申込む上記サイトから申込書(Word形式)をダウンロード。PC上で記入。
②参加申込書の送付

8月20日までに日本山村会議美濃・郡上事務局宛に、郵送ないしFAX、E-mailでご送付ください。
③参加票が事務局に届いた後、

事務局より電話、あるいはFAX、E-mailにて受付確認のご連絡をいたします。(確認作業に少し日数がかかります)
④参加費の振込

受付確認の連絡の後、平日3日以内に参加費を指定の口座までお振込みください。
※お振込みの確認をもって、お申し込みの受理といたします。参加定員、希望コースなど先着順となっておりますが、お振込みの順とさせていただきますのでご了承ください。
⑤事前資料が届く

参加費の振込を確認した後、事務局より事前資料を送付いたします。

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┃◆5:映画「粥川風土記」上映会情報┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
各地で上映され、反響を得ています!上映会に参加を希望の方は、下記の各担当者にお問い合わせください。
7/4(土)東京上映会【終了】
7/8(水)岐阜大学上映会【終了】
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7/11(土)16:00〜 岐阜上映会 ORGANデザイン室(岐阜市靱屋町31)
主催:日本山村会議美濃郡上実行委員会(担当:蒲090-5614-7992)
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7/26(日)14:00〜 名古屋上映会 生協生活文化会館4階ホール
(地下鉄東山線・名城線本山駅4番出口より徒歩2分)
主催:くらしを耕す会(担当:東海民映研の映画を見る会・深谷090-8075-3905)
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8/1(土)14:00〜 郡上上映会 美並基幹集落センター(郡上市美並町高砂397-1)
主催:日本山村会議美濃郡上実行委員会(担当:前田090-5449-5002)
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上記以外にも、学校の授業やお店など、続々上映会開催中!詳しくは→http://sanson-gujo.blogspot.com/
○――――――――――――――――――――――――――――○
※主催団体について
第7回日本山村会議美濃郡上実行委員会は、2008年の7月から準備委員会として発足。当初から、地元高砂地区に住む住民と、郡上市、岐阜市など都市部から参加する若者による会議を重ね、中の目と外の目を併せ持った組織として、また若い世代と経験豊富な世代が手を取り合って、山村のこれからについて語り合う場を作ろうとしています。

【第7回日本山村会議美濃郡上】
主 催:日本山村会議美濃郡上実行委員会 
後 援:郡上市、郡上市教育委員会、民族文化映像研究所
協 力:日本山村会議東京事務局、NPO法人ぎふNPOセンター、長良川文化フォーラム、瑞浪百姓学校、有限会社くらしを耕す会、NPO法人恵那山みどりの会、NPO法人山里文化研究所、NPO法人森と水辺の技術研究会、NPO法人WoodsmanWorkshop、G-net Tokyo、ORGAN、長良川流域持続可能研究会

2009年7月6日月曜日

『粥川風土記』郡上市上映会






『清流・長良川の源流域に暮らす~(新編 粥川風土記)』
現地上映会と講演、交流会のお知らせ

 長良川流域に暮らす人で粥川(かいがわと読む)の名を知らない人は、全く川のことに関心がない人ではないかと思われるほど、美しい支流を有する地域の名前ですが、2004年にその地域の暮らしをつぶさに記録した映画があり、さらには2005年のキネマ旬報の文化映像部門で2位に選ばれていた事など、地元の人以外はだれも知らないかもしれないこの映画のリニューアル版(84分)が標記タイトルで新たに作成されました。
 一般公開作品としては見ることができないこの作品ですが、2005年以降その作品に記録されている内容の質の高さが口コミで広がり、全国で自主上映会が開催されてきました。
その結果、映画を見た人の中から「是非粥川を自分の目で見て見たい」「映画に出ていたおばあちゃんに会ってみたい」という声が広がり、今年の9月にはこの記録映画をベースにした日本山村会議・美濃郡上の開催につながりました。(このブログ参照)
 私達、この流域で暮らしている者としては、粥川はそれら地域の一つにすぎませんが、この映画に表現されていることは、この長良川流域の暮らしに共通した自然および文化的背景に由来しています。
 これまで、この流域に生きる人々がどのような知恵でその暮らしを続けてきたのか、そして、これからこの地域で暮らし続けていくためにはどのような知恵が必要なのか?この映画上映の中で改めてそのことを一緒に考えてみませんか。
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『新編 粥川風土記~長良川上流域の暮らし』郡上上映会
開催概要
日  時:2009年8月1日(土) 14:00開始
場  所:粥川基幹集落センター 郡上市美並町高砂397-1 TEL:0575-79-2004
実施内容:
 14:30『新編 粥川風土記(DVD版)』上映会(1時間25分)
  16:00 トークセッション「白山信仰と長良川」
   話し手 長滝白山神社宮司・若宮多門氏 聞き手山村会議実行委員
17:30終了予定
会  費: 上映会・トークセッション 1000円(学生500円)
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交流会(交流会からの参加も可です)
日  時:2009年8月1日(土) 18:30開始
場  所:ふくべの里バンガロー村 郡上市美並町高砂1308-1
宿泊・交流費: 4000円(学生3000円) 交流会のみ1500円
*お酒、おつまみ持ち込み歓迎!!!

2009年6月30日火曜日

『新編 粥川風土記』各地上映会の詳細日程

『新編 粥川風土記~清流・長良川の源流域に暮らす』の上映会日程を掲載します。

参加される場合はE-Mail または携帯電話へご連絡ください。

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◆7/4(土)13:00~ 東京上映会アカデミー茗台7F会議室A(文京区春日2-9-5(茗台中学校隣))主催:G-net TOKYO(連絡先info@ayupro.com)

◆7/8(水)13:00~ 16:00~ 岐阜大学 上映会岐阜大学大学会館2階(岐阜市靱屋町31)
主催:粥川風土記岐阜大学上映実行委員会(担当:堀090-4448-3791)

◆7/11(土)16:00~岐阜上映会ORGANデザイン室ORGANデザイン室(岐阜市靱屋町31)
主催:日本山村会議美濃郡上実行委員会(担当:蒲090-5614-7992)

◆7/26(日)14:00~名古屋上映会生協生活文化会館4階ホール(地下鉄東山線・名城線本山駅4番出口より徒歩2分)
主催:くらしを耕す会(担当:東海民映研の映画を見る会・深谷090-8075-3905)

8/8変更→8/1(土)14:00~郡上粥川上映会美並基幹集落センター(郡上市美並町高砂397-1)
主催:日本山村会議美濃郡上実行委員会(担当:前田090-5449-5002)
申し込みフォーム→コチラ

2009年6月9日火曜日

『粥川風土記』名古屋上映会日程


名古屋上映会の詳細が決定しました。

特別ゲスト 池田勇次氏(円空研究家)

日  時 2009年7月26日(日)
         13:30開場 14:00

上映場所 生協生活文化会館4階ホール
        名古屋市千種区稲舟通1-39
       地下鉄東山線・名城線 本山駅4番出口より徒歩2分

参  加  前売りチケット1,000円(当日1,200円)

問合せ 052-851-7200(くらしを耕す会)
     090-8075-3905(東海民映研の映画を見る会/深谷)

2009年6月8日月曜日

日本山村会議美濃郡上のPV完成です

民族文化映像研究所のご協力により、このようなすばらしいプロモーション映像が完成しました。

これを見たらもう来るしかないでしょうね!!


2009年6月6日土曜日

高原のおばあちゃんの一日コース 打ち合わせしました。

09年初夏

高原のおばあちゃんの一日コースの打ち合わせを行いました。

高原は
高砂地区の中でも、
長良川に抱かれるように囲まれた、
小さくまとまった地区。

地域内の繋がりも濃いようです。

さて、

初顔合わせは
終始とてもワイワイとした雰囲気。

当日のプログラムを考えるにあたり、
一年通しての行事、食事について伺うことにしました。

しかしながら、
どうも、
現在と昔とでは
様子が違うようなので、

現在の一年と、
昔の一年とを分けて
お話を伺いました。
ちょうど昭和40年代を境に
大きく変化があったことが
お話をうかがっていく中で分かってきました。

昔は桑畑がほとんどで、
お蚕さまを飼い、
収入を得ていたところ、


用水路、ガスなど
整備が整うなかで、
桑畑は消えて無くなり、
田んぼや畑へと移行していったそうです。

食についても、
昔は山に入っては、
色んなモノを食べていたそうでしたが、

今では木の実などはほとんど猿が食べてしまうなど、
身近であった自然の多くを
今食べることはほとんど無くなっているそうです。



昔話に花が咲き、
口々に思い出が飛び交います。

そのお話全てが、
我々20代スタッフには新鮮で衝撃的。

ことばの使い方ひとつをとっても、
そこに住んできた方がたの
豊かな精神を物語っているようでした。

***
打ち合わせはあっという間に終わり、
最後にお母さんの一人が、
「ねえ・・・、
今の話は、ほーんとあったり前のことしか話しとらんかったけど、
面白かったの??」とひとこと。

居合わせたスタッフ一同、
その言葉に唖然・・・
「面白かったです!!」と
声を揃えて答えたところ、

「ああ〜よかった!
それ聞いてちょっと自信ついたあ!」と
顔をほころばせてくれたのが印象的でした。

**

最後に、
高原に岐阜市内から嫁いでこられた
女性の会のさとみさん(若い奥様)が
「あたしも高原側として参加していたけれど、
今日話していたことは、ほとんど初耳!
あなた方と同じ立ち位置で話を聞いていたのよ!」
と教えてくれました。

ああ。
そういうこともあるんだな、
これぞ山村会議の醍醐味かしら

と、
水色の橋を渡り、
高原を後にしました。

2009年6月5日金曜日

『粥川風土記』各地の上映会日程

粥川風土記上映会スケジュール概要です

◆7/4(土)東京上映会 (ブログ参照)

◆7/7(火)岐阜市立岐阜女子短期大学住居学科「住居学」の授業中に
      10:40~ 上映1時間30分 + 山村会議ムービー + 説明

◆7/8(水)岐阜大学 学生向け上映会
      13:00~ 16:00~  上映1時間30分 + 山村会議ムービー + トークセッション
      場  所:全学共通棟あたりで開催予定。
      会場費:学生500円 社会人1500円 程度

◆7/11(土)岐阜市上映会 @ORGANデザイン室

◆7/24(金)岐阜大学「地域学入門」学生向け
      8:50 ~  

◆7/26(日)名古屋上映会(詳細後日)

◆8/1(土)郡上粥川上映会(詳細後日)

◆9月 秋の夕涼み上映会 @鏡岩水源地(仮)

『粥川風土記』東京上映会チラシ完成!!


「粥川風土記」東京上映会用のチラシが完成しました。
この手の内容からは想像もつかない色使いが斬新です。

映像の中に映し出される山里の地で暮らしてきた人々の明るさとしたたかさに秘められたエネルギーがそのままカラーリングに象徴されており、見るものに迫ってくるようです。

製作者の感性とメッセージに脱帽です。
印刷用チラシは下記にあります。
ダウンロードして告知協力をお願いします。

<チラシデータダウンロード>

<予約申し込み・お問い合わせ先>
メール:info@ayupro.com
FAX:044-986-6462専用フォーム:http://form.mag2.com/waepraefri

2009年5月12日火曜日

粥川風土記東京上映会の詳細が決まりました。

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2009年7月4日(土)
 山村生活を追った記録映画の上映と地元生活者との対談を開催!
 山村のいま、これから ~長編記録映画『粥川風土記』上映会~――――――――――――――――――――――――――――――
限界集落、田舎暮らし、荒れた人工林、二地域居住、自給自足、山村に関わるキーワードが毎日メディアからあふれています。山村で暮らす人々は、森林や水の恩恵を受けて豊かな生活をしているのとともに、都市との関わりの変化によってその生活は移り変わってきました。
私たちは、日本屈指の清流長良川の支流である粥川流域に暮らす人々を7年に渡って記録した映画『粥川風土記(かいがわふどき)』を知り、さらに実際に粥川を訪れて、都市で生活するだけではわからない山村のくらしの現実と都市生活との関わりを感じてきました。
今回、「長編記録映画『粥川風土記』 岐阜県郡上市美並町高砂」の上映および同作品の監督である民族文化映像研究所所長・姫田忠義氏と都市から郡上に移住し、林業に携わっておられる水野雅夫氏との山村のいま、これからについて対談を行います。
山村のくらし、私たちのくらしとの繋がりをより深く感じ、山村の生活、そして私たちの生活を一緒に考えてみませんか?

日 時:2009年7月4日(土)13:00~17:00(開場12:30)
    ※上映会後に懇親会を予定しております(参加費別)
会 場:アカデミー茗台7F 会議室A    文京区春日2-9-5(茗台中学校隣)http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1995
    地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅から徒歩8分
参加費:2,000円/定員60名
主 催:G-net TOKYOhttp://blog.ayupro.com/
共 催:第7回日本山村会議美濃郡上実行委員会http://sanson-gujo.blogspot.com/
協 力:民族文化映像研究所http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/

■予約・お申し込み方法WEB専用フォーム・Eメール・FAXでのお申し込みが可能です。
「氏名(団体の名/所属)・参加人数・電話番号・メールアドレス」を明記のうえ、下記の宛先にご連絡ください。
<予約申し込み・お問い合わせ先>メール:info@ayupro.com FAX:044-986-6462専用フォーム:http://form.mag2.com/waepraefri

■長編記録映画『粥川風土記 -岐阜県郡上市美並町高砂-』(1時間30分)
 日本は国土の70%以上が山地におおわれた山国である。また、水に恵まれ、草木の成育条件に恵まれた水の国、森林の国である。が、近年、その山や水、森林の荒廃が激しい。いったい日本の自然は、そして人間の生活、文化はどこへ向かおうとしているのか。 日本屈指の清流・長良川の源流域南端部にある支流・粥川。長篇記録映画「粥川風土記」は、その粥川流域の人びとが、いかに山や水に接し、そこに育まれた草木、虫、鳥、魚、動物などの生物たちと接し、そしていかに人と人のつながりの歴史を培ってきたかを、足かけ四年、初動から数えれば7年の歳月にわたってたずね、記録したものである。 長良川の水がきれいなのは、支流の水がきれいだからである。粥川と長良川の合流点に立てば、それが誰の目にもわかる。一目瞭然である。では、なぜ、粥川の水は、長良川の本流のそれよりきれいなのか。「粥川風土記」は、おのずからその理由に踏み込んでいく。

■ゲストプロフィール
姫田忠義氏(民族文化映像研究所所長)
新劇活動、テレビのシナリオライターのかたわら民俗学者宮本常一氏に師事。61年から映像による民族文化の記録作業を始め、76年民族文化映像研究所設立。徹底したフィールドワークを基礎とするその活動は、日本記録映画史においてもユニークな立場を築き、海外の研究者からは「映像人類学」と捉えられている。

水野雅夫氏(NPO法人WoodsmanWorkshop代表)
名古屋で映像関係の仕事をしていたが、97年岐阜県郡上に、35才で山村に移住。01年職業としての森林整備NPO法人Woodsman Workshopを設立(全国初)。森林生態系を重視した整備の実施、財源の確保等、現在の林業が抱える問題を越えるべく、シンクタンクを交えた民間連携によるプロジェクトを進行中。また、「林業Iターン・ミーティング」を開催し、新規林業従事者の交流の場として定着しつつある。経験を生かし、粥川風土記の撮影に参加。

■G-net TOKYOとは…
2004年4月、「東京から岐阜のためにできること」をミッションに、20~30代の若者により設立。活動を機に、Uターン者が続出中。郡上に通い、森林の問題、耕作放棄地の問題に触れる中で上流と下流の関係性、岐阜と東京の関係性に着目した活動を行っています。

2009年5月8日金曜日

日本山村会議美濃郡上開催の宣伝用映像完成!!

「第7会日本山村会議美濃郡上」の開催に向けて、民族文化映像研究所の協力により、これまでの山村会議の経過を編集した短編映像が完成しました。(ありがとうIさん)

もちろん粥川風土記の映像もいたるところにちりばめられており、山村会議の取り組みの道のりを分かりやすく解説しています。

7月の「粥川風土記」東京上映会の折にも、告知用に上映されるそうです。


下記のyoutubeサイトで見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=LqjePHYPgqY

2009年5月7日木曜日

粥川風土記 東京上映会

第7回日本山村会議プレイベントとして、下記の日程で東京での「粥川風土記」上映会とトークセッションを開催します。

映画を見ていない皆さん、郡上市粥川地区にまだ来た事のない皆さん是非この機会に「山と川のある暮らし」を体験してください。

*会場についてはまだ未定ですのでご注意下さい
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 山村のいま、これから~長編記録映画『粥川風土記(かいがわふどき)』上映会~



山と川の国、日本。
誰もが毎日のように触れ、必要とする水は、空から大地へ、そして山から川へ海へと注ぎ、長い時間をかけて私たちのもとに運ばれてくるものです。
また川の流域には、それぞれの土地に根ざした文化があります。
あらゆる生命の根源である水の流れと、それを育む山に接する生活とは、一体どのようなものでしょう。
今秋開催の「第7回日本山村会議」に先立ってこの上映会では、日本屈指の清流である岐阜県・長良川の支流「粥川」流域の自然と生活文化を見つめます。
時代が移り、社会の環境が変わるなかで、清らかな水と山々に育まれた草木や生物たちと接しながら、そこに暮らす人びとの姿を記録した映画『粥川風土記』の上映。
同作品の監督・姫田忠義氏と、岐阜県郡上市の林業家・水野雅夫氏との対談。
これらの貴重な資料をもとに、みなさまとともに山村の過去・現在・未来をより具体的に学び、考える、交流の場としていただければと思います。
上映会の後には、小さな懇親会も予定しております。
山村の暮らしについてより深く知りたい方や、地域振興・環境保全・農産漁業に関心のある方、みなさまのご参加をお待ちしております。


日 時:2009年7月4日13:00~17:00(開場12:00)会 場:文京区内(予定)参加費:2,000円/定員60名内 容:13:00~『粥川風土記』上映    15:10~ 姫田忠義氏と水野雅夫氏の対談    ※上映会後に懇親会を予定しております(参加費別)主 催:G-net TOKYO(http://blog.ayupro.com/)共 援:第7回日本山村会議美濃郡上実行委員会、    民族文化映 像研究所

2009年5月2日土曜日

粥川風土記上映会のお知らせ

2009年9月19日~21日の三日間、郡上市の美並で開催予定の日本山村会議「山と川に生きる暮らし」については、いよいよプログラム内容が固まり、五月中には正式な実行委員会を開催し、実質的な準備段階に入ります。

まだ内容については正式なアナウンスはできる時期ではありませんが、内容的には全体で進める活動と、コース別で参加する取り組みの二部構成となっています。

コース別のプログラムは練りに練ったものとなっており、全部で7コースになっていますが事前に参加者の希望を募ります。(とは言っても定員があるので皆さんが望むコースに参加できるとは限りません)

具体的なプログラムは実行委員会で確認され次第(たぶん6月中)には発表できると思います。

山村会議開催に先駆けて、「粥川風土記」の上映会が東京都名古屋そして岐阜市で行われる予定です。映画の内容については民族文化映像研究所のサイトでご覧ください。

日程については

7月 4日 東京上映会
7月26日 名古屋上映会
8月?日 岐阜上映会

岐阜についてはまだ未定です。

今回の上映会には、日本山村会議の開催の足跡を編集した短編も同時上映される予定なのでこちらもお見逃しなく。

場所や開催内容が確定したら改めて情報をアップします。

2009年3月15日日曜日

アチックフォーラムで粥川風土記上映会

民族文化映像研究所の主催するアチックフォーラムで「粥川風土記」の上映会が行われました。
今回の上映は、郡上山村会議実行委員会が7月に東京で開催を予定している上映会に向けたキックオフという位置づけもあり、いつもより多くの参会者が見込まれるため、狭い(すみません!)民映研事務所ではなく、鶴川駅前にある和光大学のサテライト「ぱいであ」を会場としてお借りする事ができました。

当日は、アチックフォーラムのファンの方や在京岐阜県人の方々が30数名参加されました。
この記録映画「粥川風土記」は2002年から民映研が郡上市(当時は郡上郡美並町)の依頼で撮影された映像を編集し2004年に完成されたものです。

そこには、今もなおこの地域で生活されている人々の記録と、「今はもう無くなってしまった人々の生活の記憶」が映像化されています。

映像の中に登場している人々の生活は、日本各地に現存する「限界集落」といわれる村々とさして変わらない厳しい環境にありますが、しかし粥川の人々はその厳しい自然環境の中で往古以来、長い間生き続けてきた知恵と経験を「それが人の当たり前の生活」と言わんばかりにたんたんと、そして時に力強く、最後には笑い飛ばして生活している姿が、全編162分のフィルムの中のいたるところに映し出されています。

初めてこの映像を見た郡上出身のわが妻が上映後「(地域外の人には)字幕がないと話の面白さの半分が伝わらないのでは」ともらすほど、語り手の郡上弁は軽快で滑稽でリアリティー溢れる言葉に満ち溢れています。
なのでこの作品は、見るたびごとにどんどんとその地方の生活のリズムに引き込まれていく不思議な面白があるので、製作者である姫田氏は何度も繰り返し見てほしいと言います。

作品のストーリーについては、その概要と印象をブログに書いている方が数名いますので、「粥川風土記」で検索してみてください。

7月予定の東京上映会の内容についはその後、関係者数名で話し合いました。
開催予定日は7月上旬の休日頃としていますが、まだまだ具体的内容を詰めるまでにいたる事ができないので、改めてこのブログでお知らせする事になります。

2009年3月10日火曜日

にわか学会




美濃市で開催された「にわか学会」という催しに参加してきました。

以前ブログに書いたように、民族文化映像研究所の姫田忠義氏の講演があったので、
来て見ました。

近くに住んでいるのに「美濃にわか」を見るのは初めてで、こちらにも興味がありました。

講演の間合いには、美濃市の各町内のにわか連による「美濃にわか」の実演もありました。

本来は、各自の町内から各町内をちょうちんで飾り付けられた大八車 とともに、お囃子を奏でながら
めぐり、辻辻でにわかを実演しているとのことです。(全部で15町あるらしい)

とても風情のあるお囃子が奏でられた後、写真のような滑稽な演者がにわかを始めました。

タイムリーな時事ネタで笑わせるのですが、ネタの内容よりも、この地方の方言のリズムに引き込まれました。

関西弁とは違いますがなんともリズミカルな語りなのです。

にわか自体は江戸の後期ぐらいに京から持ち込まれた芸能といい、民俗的なルーツは浅いのですが、「その芸能が持ち込まれ、この地に定着した時代の背景こそが意義深い」と姫田氏は語り「にわかの精神にあるコミュニティの融合力」こそすばらしいと語っていました。

2009年3月7日土曜日

追加情報

日本山村会議の提唱者である、民族文化映像研究所の姫田忠義氏の講演会が美濃市で開かれます。

なんともグットタイミング。美濃市は郡上市のお隣市です。

今回の公演は、美濃市の伝統芸能である美濃にわかを発展研究するための活動である「にわか学会」の記念公演とのこと。

さてさてどんなお話をされるのでしょうかとても楽しみです。

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「にわか学会主催 記念公演会・研究集会」

日時 2009年3月7日(土) 午後1時から
場所 中央公民館 3階展示室

内容 記念公演「今に生きる人間の無形文化~にわかの魅力」 民族文化映像研究所 姫田忠義氏
    シンポジュウム「にわかはなぜに楽しいか」

2009年3月6日金曜日

粥川風土記上映プロジェクト

さて、日本山村会議in郡上の前哨戦?として、東京で「粥川風土記」の上映会をやろうというプロジェクトが立ちあがりました。

そのキックオフとして、
「粥川風土記」を作成した、民族文化映像研究所の主催イベントである「アチックフォーラム」で上映会が予定されています。

いつもは、鶴川にある同研究所で定期開催されている活動ですが、今回は多数の参加者に対応するために鶴川駅周辺に別途場所を借りて上映会が行われます。

上映会終了後には「粥川風土記上映プロジェクト」有志による懇親会(たぶん飲み会)も準備されていますので、関東近郊も皆さんで、日本山村会議のミッションに賛同される方は是非さんかしてくださいね!!

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3月14日(土)に予定されているアチックフォーラムの会場が変更になりましたことをお知らせ致します。  アチックフォーラムは、民族文化映像研究所の事務所内で行っておりますが、今回(「粥川風土記」上映)は多くの方のご参加が見込まれるため、会場を事務所の最寄駅である鶴川駅駅前の「和光大学ぱいでいあ」をお借りして上映することになりました。 当日は、事務所に間違って来てしまった方などを駅前の会場へご案内する時間も考え、14時過ぎに上映を開始したいと思います。 尚、当日のお問い合わせに関しましては民映研事務局の今井友樹の携帯電話にご連絡くださいますようお願い致します。(090-7226-3806)  3月14日以降のアチックフォーラムは、通常どおり民族文化映像研究所の事務所内で行います。また、先にお知らせしたとおり3月の第4週(3月28日)のアチックフォーラムはお休みしますので、こちらもお間違いのないようにお願い致します。

1.日 時 3月14日(土)開場は13:30上映は14:30頃を予定
2.会 場 「和光大学 ぱいでいあ」
「和光大学 ぱいでいあ」東京都町田市能ヶ谷町197 鈴木ビル5F、6F
小田急線「鶴川」駅北口から徒歩1分。マルエツに隣接する鈴木ビル5階が会場です。

2009年2月20日金曜日

日本山村会議in郡上の開催に向けて

 08年11月18日に日本山村会議in郡上の開催に向け、開催呼びかけ人を中心とする会議と「粥川風土記」の上映会が開催されました。

 当日は、その記録映像を撮られた「民族文化映像研究所」の姫田忠義氏から、研究所の活動のご紹介と郡上開催に向けてのお話がありました。以下はそのお話の抜粋です。


 民族文化映像研究所は1961年から活動をはじめ、すでに40数年以上が経過した。主として日本列島に暮らしている庶民の基層を見つめるという作業を映像に残してきた。
 「粥川風土記」もその一環として撮らせていただいた。
 粥川のあるこの郡上という地域の大きな特徴として、「長良川という水系の源流域がそのまま市域となっている」ことにあると考える。このようなところは他に類例がないと思う。
もともとの郡上郡(藩)もこの市域と同様であり、古来からこの地域はそのような特徴の中で人々が暮らしてきたということになる。
 それも、世界に誇る清流である長良川流域の上流ということは大変大きな意味をもつと思い、長らくこの地に通わせていただき撮影を続けてきた。
 この地域で暮らし、生活を守り続けてきた先人の尊い知恵と文化を世界にも発信したいと私は思っている。
 日本山村会議発足のきっかけは、飛騨の白川郷で、研究所主催のセミナーを開催し、撮影を行った全国各地から参加者が集まり、さまざまな話合いの結果、2年後の1998年に会を立ち上げ、越前福井の地で第一回目が開催されて以来、今日までに6回開催されてきた。

 私はこの地にとっては他者でありよそ者ですが、だからこそこの土地の人に学ぶ事ができる。山村会議では外から来たよそ者が、この地で生きてきた人の生活のありようを学ぶ事ができる。同時にその他者から土地の人は「この地域に生きる事の意義」を他者の視点から学ぶ事ができる。それが山村会議の持つ一番の利点であり、それが「他者に学ぶ」ことの意義であると考える。
 山村会議が他者にとっても、この地で生きる人にとっても、これからを生きていくための一つのきっかけになる事を望んでいる。

 

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」DVD版について

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」について2009年/84分/
撮影地:岐阜県郡上市美並町高砂

 空、そして山。
 水は、この空々たる世界から生れる。
 水は、万物をうるおす。
 人も、その恩恵のなかにある。
 日本は国土の70%以上が山地におおわれた山国である。 
また、水に恵まれ、草木の成育条件に恵まれた水の国、森林の国である。が、近年、その山や水、森林の荒廃が激しい。

 いったい日本の自然は、そして人間の生活、文化はどこへ向かおうとしているのか。
 日本屈指の清流・長良川の源流域南端部にある支流・粥川。 この作品はは、その粥川流域の人びとが、いかに山や水に接し、そしていかに人と人のつながりの歴史を培ってきたかをたづねたドキュメンタリーである。
 長良川の水がきれいなのは、支流の水がきれいだからである。 粥川と長良川の合流点に立てば、それが誰の目にもわかる。一目瞭然である。 では、なぜ、粥川の水は、長良川の本流のそれよりきれいなのか。 「新編 粥川風土記」は、おのずからその理由に踏み込んでいく。
 自然の水、自然の流れがきれいなのは、その自然そのものの力であり姿である。と同時に、それに寄りそって生きる人の生活のありようと心の反映である。
  この地の人々の心を知りたい。 この作品には、おびただしい人びとの姿と声があらわれてきます。

『粥川風土記』を上映しませんか?

『粥川風土記』を上映しませんか?
上映会開催の呼びかけチラシです