2012年8月24日金曜日

白山信仰とともに暮らす里 いとしろ

わたしの住む郡上市白鳥町に「石徹白」と書いてイトシロとよむ地区がある。ここは町から山ひとつ越えた
「隠れ里」のようなところで、霊峰白山の真南にあたり、古代中世のむかしから白山信仰のセンターとして
独得の雰囲気をもつ集落が今も奇跡のように残っている。セミナーは、この特異な風土と歴史をもつ
石徹白の面白さをじゅうぶんに味わい、そこから現代を生きる知恵とエネルギーを汲み取ろうとする。 
1、セミナーの名称 「越美セミナー いとしろ」  企画・越美ぶんけん 主催・越美セミナーいとしろ実行委員会
                                              後援・郡上市 / 白鳥観光協会
2、セミナーの期間  9月15日(土)・16日(日)・17日(祝)の3日間
3、セミナーの内容
  9月15日午後2時開場 白鳥ふれあい創造館 2階大ホール
    (聴いて 学ぶ) 「イトシロの面白さ」 (郷土史家)上村俊邦 ・ 水谷慶一  
    
        このあとバスで石徹白に移動、集落を一巡後、宿泊さきの
        「カルヴィラ・いとしろ」で、地元住民と夕食をともにして懇親会
  9月16日午前中  石徹白の大師堂で 
    (見て 学ぶ)   「平泉から来た金銅仏と義経伝説」
              「縄文石器と民俗学との出会い」     
        
        午後   石徹白小学校で
    (からだで学ぶ)  たった十二人の運動会に参加
        夕方     野外バーベキューの交歓会      
    (歌い踊って学ぶ) 越前・美濃の古民謡ワークショップ
  9月17日 午前  早朝の森林浴 
              朝食前に白山中居神社の神域と大杉のあたりを散策
              
                             朝食後、参加者一同で
         (語って学ぶ)  シンポジウム「さまざまな境界をこえて」
             正午頃、散会して 自由行動 
             貸切バス出発は午後1時頃、帰途、道の駅と温泉によって羽島に向かいます
4、宿泊場所  カルヴィラ・いとしろ  郡上市白鳥町石徹白 TEL 0575-86-3700
5、参加費   全日参加  26,000円   一泊参加  15,000円
          宿泊ナシでも参加できます  7,500円
          15日の白鳥ふれあい創造館の講演は無料です
        
                    なお全日参加の方には抽選で10名の方に、白山文化を解説した
           梅原猛『歓喜する円空』新潮社 2,200円
          の著者サイン入りの本を後日、進呈します
6、交通   東京、関西方面からの方のために、新幹線「ぎふ羽島」駅前に15日午前11時出発の貸切
        バスを用意します。帰りは17日午後5時頃、同駅到着予定で貸切バスを運行します。
        貸切バス料金は 往復 3,600円  通常、羽島駅から郡上白鳥まで約90分を要します。
7、申し込みと問い合わせ  http://www.etsumibunka.jp

2012年7月30日月曜日

山村会議から三年

郡上の粥川を舞台に、日本山村会議「山と川に生きる暮らし」が開催されて三年が経ちました。

その取り組みの延長として今年秋、郡上市北部の石徹白(いとしろ)の地で三日間のセミナーが開催されます。


民俗学の世界では「西の遠野」とも位置づけられる、歴史と伝承に彩られたこの地をフィールドとして、持続可能な世界を考えるセミナーを開催します。





こちらにも是非ご参加ください。



開催名称 「境界をこえて ”越美セミナー いとしろ”  二泊三日の体験ツアー

開催日
 2012年 9月15()17(祭日)まで2泊3日

企画:越美ぶんけん、 主催:越美セミナーいとしろ実行委員会

セミナー概要
説明文「岐阜県と福井県にまたがる白山山系のふもとで、古来より白山信仰の拠点として美濃・越前の境界に位置する石徹白(いとしろ)。その地に残る歴史や文化、人々の暮らしにふれ体験する」

一日目
午前11時   貸切バス岐阜羽島駅出発
午前1230着 長滝白山神社参拝(オプション) 宮司のお話
午前200分 ふれあい創造館へ移動(郡上市白鳥町白鳥359番地26 )
午後2時~ セミナー開始 開会あいさつ
午後2時半 オープニングセッション
         対談「イトシロの面白さ~その歴史と風土をめぐって」
                話し手  上村 俊邦 (石徹白郷土史家
                きき手   水谷 慶一 (越美文化研究所代表)
    
午後5時頃 石徹白中居神社へ到着・公式参拝
午後6時半~「カルヴィラいとしろ」到着後、地元参加者との交流
       
二日目
8時半 散策と鑑賞  大師参拝 現地講話「平泉からきた虚空蔵菩薩像の謎」
10時~ 座談 「古老に聞くイトシロの話」 石徹白 忠氏(元石徹白郵便局長)
                        
  正午すぎ  おにぎり持参で石徹白小学校の運動会に参加   
        
              
午後5野外で バーベキュー をかこんで夕食会 
夕方の講座 宴セッション(夜交流会)   
          1、地元の民謡保存会による歌と踊りほか
          2、郡上民謡、歌と踊りのワークショップ            
三日目
7時半~ 大杉へのフィールドワーク
10時 ~ 座学「境界をこえて」 
11時半  バスにて帰路
12時半  大和道の駅到着、食事散策
午後2時半 帰路バス出発 岐阜羽島 4時着

参加費(白鳥までの交通費含まず)
全日参加 26,000
一泊参加 15,000
宿泊なし 1日7500(16日のみ食事代交流会費込み)
*ツアーバス利用別途3600(往復)片道の場合は2000

申し込み受け付け
http://www.etsumibunka.jp

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」DVD版について

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」について2009年/84分/
撮影地:岐阜県郡上市美並町高砂

 空、そして山。
 水は、この空々たる世界から生れる。
 水は、万物をうるおす。
 人も、その恩恵のなかにある。
 日本は国土の70%以上が山地におおわれた山国である。 
また、水に恵まれ、草木の成育条件に恵まれた水の国、森林の国である。が、近年、その山や水、森林の荒廃が激しい。

 いったい日本の自然は、そして人間の生活、文化はどこへ向かおうとしているのか。
 日本屈指の清流・長良川の源流域南端部にある支流・粥川。 この作品はは、その粥川流域の人びとが、いかに山や水に接し、そしていかに人と人のつながりの歴史を培ってきたかをたづねたドキュメンタリーである。
 長良川の水がきれいなのは、支流の水がきれいだからである。 粥川と長良川の合流点に立てば、それが誰の目にもわかる。一目瞭然である。 では、なぜ、粥川の水は、長良川の本流のそれよりきれいなのか。 「新編 粥川風土記」は、おのずからその理由に踏み込んでいく。
 自然の水、自然の流れがきれいなのは、その自然そのものの力であり姿である。と同時に、それに寄りそって生きる人の生活のありようと心の反映である。
  この地の人々の心を知りたい。 この作品には、おびただしい人びとの姿と声があらわれてきます。

『粥川風土記』を上映しませんか?

『粥川風土記』を上映しませんか?
上映会開催の呼びかけチラシです