2009年7月6日月曜日

『粥川風土記』郡上市上映会






『清流・長良川の源流域に暮らす~(新編 粥川風土記)』
現地上映会と講演、交流会のお知らせ

 長良川流域に暮らす人で粥川(かいがわと読む)の名を知らない人は、全く川のことに関心がない人ではないかと思われるほど、美しい支流を有する地域の名前ですが、2004年にその地域の暮らしをつぶさに記録した映画があり、さらには2005年のキネマ旬報の文化映像部門で2位に選ばれていた事など、地元の人以外はだれも知らないかもしれないこの映画のリニューアル版(84分)が標記タイトルで新たに作成されました。
 一般公開作品としては見ることができないこの作品ですが、2005年以降その作品に記録されている内容の質の高さが口コミで広がり、全国で自主上映会が開催されてきました。
その結果、映画を見た人の中から「是非粥川を自分の目で見て見たい」「映画に出ていたおばあちゃんに会ってみたい」という声が広がり、今年の9月にはこの記録映画をベースにした日本山村会議・美濃郡上の開催につながりました。(このブログ参照)
 私達、この流域で暮らしている者としては、粥川はそれら地域の一つにすぎませんが、この映画に表現されていることは、この長良川流域の暮らしに共通した自然および文化的背景に由来しています。
 これまで、この流域に生きる人々がどのような知恵でその暮らしを続けてきたのか、そして、これからこの地域で暮らし続けていくためにはどのような知恵が必要なのか?この映画上映の中で改めてそのことを一緒に考えてみませんか。
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『新編 粥川風土記~長良川上流域の暮らし』郡上上映会
開催概要
日  時:2009年8月1日(土) 14:00開始
場  所:粥川基幹集落センター 郡上市美並町高砂397-1 TEL:0575-79-2004
実施内容:
 14:30『新編 粥川風土記(DVD版)』上映会(1時間25分)
  16:00 トークセッション「白山信仰と長良川」
   話し手 長滝白山神社宮司・若宮多門氏 聞き手山村会議実行委員
17:30終了予定
会  費: 上映会・トークセッション 1000円(学生500円)
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交流会(交流会からの参加も可です)
日  時:2009年8月1日(土) 18:30開始
場  所:ふくべの里バンガロー村 郡上市美並町高砂1308-1
宿泊・交流費: 4000円(学生3000円) 交流会のみ1500円
*お酒、おつまみ持ち込み歓迎!!!

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」DVD版について

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」について2009年/84分/
撮影地:岐阜県郡上市美並町高砂

 空、そして山。
 水は、この空々たる世界から生れる。
 水は、万物をうるおす。
 人も、その恩恵のなかにある。
 日本は国土の70%以上が山地におおわれた山国である。 
また、水に恵まれ、草木の成育条件に恵まれた水の国、森林の国である。が、近年、その山や水、森林の荒廃が激しい。

 いったい日本の自然は、そして人間の生活、文化はどこへ向かおうとしているのか。
 日本屈指の清流・長良川の源流域南端部にある支流・粥川。 この作品はは、その粥川流域の人びとが、いかに山や水に接し、そしていかに人と人のつながりの歴史を培ってきたかをたづねたドキュメンタリーである。
 長良川の水がきれいなのは、支流の水がきれいだからである。 粥川と長良川の合流点に立てば、それが誰の目にもわかる。一目瞭然である。 では、なぜ、粥川の水は、長良川の本流のそれよりきれいなのか。 「新編 粥川風土記」は、おのずからその理由に踏み込んでいく。
 自然の水、自然の流れがきれいなのは、その自然そのものの力であり姿である。と同時に、それに寄りそって生きる人の生活のありようと心の反映である。
  この地の人々の心を知りたい。 この作品には、おびただしい人びとの姿と声があらわれてきます。

『粥川風土記』を上映しませんか?

『粥川風土記』を上映しませんか?
上映会開催の呼びかけチラシです