2009年9月9日水曜日

高原の風


夏休みのある日、3人の女性スタッフで美並町高原へ地元の皆さんのお話を聞きにいってまいりました。午前中は山村会議のうちあわせのため公民館にての話し合い。前回たっぷり聞かせていただいた高原での今むかしの話に加え、今回もまた興味深いお話の数々。思わず時間を忘れて聞き入ってしまいます。そしてお昼時には、試食のため「鮎ごはん」の登場!今回イニシアティブをとっていただく服部良香さんが朝に炊いてきてくださったもの。いやあ、本気でおいしかったです。
午後からはその服部さんのお宅にて、更に細かいうちあわせ。……のはずが、気づけば話は人生論に。(もちろんうちあわせもしましたよ)いきいきとした今の良香さんからは想像ができないくらい辛いことも多かったという今までの暮らし。でも「どんなことがあっても何とかなるの。先のことばかり考えてちゃだめよ!」と力強い笑顔で私たちへメッセージ。
窓の外はもうすぐ黄金色に色づく稲穂が爽やかな川風に揺れていました。私たち3人は朝よりずっと気持ちが軽くなって、高原の地を後にしました。

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「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」DVD版について

「新編 粥川風土記 ―清流・長良川の源流域に暮らす―」について2009年/84分/
撮影地:岐阜県郡上市美並町高砂

 空、そして山。
 水は、この空々たる世界から生れる。
 水は、万物をうるおす。
 人も、その恩恵のなかにある。
 日本は国土の70%以上が山地におおわれた山国である。 
また、水に恵まれ、草木の成育条件に恵まれた水の国、森林の国である。が、近年、その山や水、森林の荒廃が激しい。

 いったい日本の自然は、そして人間の生活、文化はどこへ向かおうとしているのか。
 日本屈指の清流・長良川の源流域南端部にある支流・粥川。 この作品はは、その粥川流域の人びとが、いかに山や水に接し、そしていかに人と人のつながりの歴史を培ってきたかをたづねたドキュメンタリーである。
 長良川の水がきれいなのは、支流の水がきれいだからである。 粥川と長良川の合流点に立てば、それが誰の目にもわかる。一目瞭然である。 では、なぜ、粥川の水は、長良川の本流のそれよりきれいなのか。 「新編 粥川風土記」は、おのずからその理由に踏み込んでいく。
 自然の水、自然の流れがきれいなのは、その自然そのものの力であり姿である。と同時に、それに寄りそって生きる人の生活のありようと心の反映である。
  この地の人々の心を知りたい。 この作品には、おびただしい人びとの姿と声があらわれてきます。

『粥川風土記』を上映しませんか?

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上映会開催の呼びかけチラシです